月別アーカイブ: 8月 2016

シトロエンC5Ⅰ前期が超格安で落札≪大不人気≫

私はC5Ⅰ後期は3年余り乗っていました。だからC5はCシリーズの中では関心があります。
ただ、C5Ⅰ前期の形・目付きは、どうも馴染めなかったです。
エグザンティアの後継がC5としてと登場した時、エグザンティアの美しい形から、日本人には理解が難しい形に変わって、私は「これは買いたくない!」と思ってしまいました。
シトロエンC5
私は当時ベンツのC200に乗っていて、FRだから小回りも利くし、(エグザンティアに無かった電動格納ミラーもあって、総じて不満は無かったのですが、やはり私はエグザンティアの外観の美しさやシャープさ、ハイドロである事ににずっと惹かれていました。C5Ⅰの登場で無く、エグザンティアⅡとして益々スタイリッシュになって登場していれば、その時点でC200から乗り換えたと思います。しかしC5Ⅰ前期は外観が理由で乗り換えることが出来ませんでした。
そうこうするうちマイナーテェンジでC5Ⅰ後期となり、『これなら、まあ許せるか、もうハイドロに戻りたいし。』とC5Ⅰ後期を買った次第です。
だから、C5Ⅰ前期は様子眺めだけはしていました。ハイドラクティブⅢとなり、車体は大きくなっても、車重はエグザンティアより僅かしか増やさなかったので、本当は結構良い車だったのだと思います。
しかし、今回の超格安で落札を見ると、やっぱり(大)不人気なんですね。クサラ後期と同じだと思います。
シトロエンC5
私のXantiaはヤフオクで61,000円で落札でしたが、15年落ち、6.9万km ナビ無し検無しでした。今回のC5は外観の話は抜きにすれば、よりお買い得だったと思います。尤も車は何かあればすぐ万冊2ケタで金が飛ぶので超格安落札で喜んでばかりも居られないものですが。
なお、私のXantiaが61,000円で入手できたのは、ヤフオクの説明で「オイル漏れがあり」と書かれていたからです。このオイルとはLHMでなくエンジンオイルで、程度はサブフレームがシットリしてるくらいでしたから、オイル交換して半年以上経ってオイルレベルゲージを見ても殆ど変わらずの感じです。いつか急に酷くなる日が来ないとも限りませんが、2日で700km走行した後も、何も変わりませんでした。

日本車が独で売れないのは、自国への誇り?・対日嫌感度?・関税?

Deutschland-car-sale-2016-7month自動車評論家の国沢光宏さんがこの7月のドイツでのメーカー別の販売台数を挙げています
フォード車の半分はドイツ製、オペルもGM資本の入ったドイツメーカー、スコダはVWの子会社(元々ピルゼンのコングロマリット)なので7番目までは理解できます。

ルノーが8位でプジョー、シトロエンの倍以上売れているのは分かりません(戦時中の対独協力企業というのはもはや無関係でしょう)。
韓国・ヒュンダイがトヨタ、日産より上とは驚きました。韓国・キアがマツダ、プジョー、シトロエンより上とは!!

フランスとドイツは先の大戦までは仇敵でしたが、戦後は和解、産業や電力の相互依存をしています。ダイムラーのスマートはフランスで製造(と言ってもエルザス・ロートリンゲン)、プジョーRCZはオーストリアで製造くらいですからドイツにおけるフランス車の販売はもっと多いかと私は思っていました。

さて、ドイツ人は自国の自動車産業に日本人以上に誇りがあるそうです。日本なら10~20年前はエレキの世界で世界をリードしていると、ソニー、松下、東芝、シャープ・・・の製品を国産優位の認識で最初の選択肢としていましたから、ドイツでドイツ車の販売ばかり好調なのは似たような理由だからでしょうか?

また、私は昔から気にしていた事ですが、日本人の対独感情が明治から今に至るまで良いのに、ドイツ人の対日感情はこの150年そんなに良くはないのです(先の大戦時を除く)。それがドイツでの日本車の販売に影響を与えていると思います。日本ではヒュンダイは売れず撤退し、韓国では日本車の販売店はあってもドイツ車に大きく差をつけられているように。

それとドイツ人は対韓感情も良くないですが、FTA:EU・韓国の関税撤廃スケジュールが利いて、ヒュンダイがトヨタ、日産より売れているのでしょうね。

なお下記のBBCが発表の対日好感度でフランスは56%とまあ良いですね。対日好感度

根強いファンがいるBX、人気がないクサラ。

う~ん、レストアベースの結構ボロイ1.6のBX検切れが143,000円で落札です。落札者は評価197ですから冷やかしじゃないですね。
生き残っているBXとしては低走行6万キロ台ということと、「現状で走行可能です、サスペンションの作動は問題ありません。」の説明から入札を決めたのでしょう。
しかし実際の整備に幾ら掛かるやら?博打と同じです。まあ私のXantiaはヤフオク61,000円の落札だったのに大当たりだったから分からないものですね。
しかしこのBX外装は遣れてますね。この個体だけでなくBXの赤は傷み易いように思えます(特にバンパーが色あせし易い)。
さてヤフオクで時々クサラのセダンが出ますので、ついでに下に書きます。

シトロエンBX16trs 検切れ レストアベース

下の画像のクサラは凄く程度が良いと思います(画像クリックで説明まで載った画像出現)。実はこの出品者は4月~5月に、148000円とか98000円で出品したのですが、全く入札が入りませんでした。それで7月になったら49,800円です。
似たようなクサラが昨年11月に出ていました。車検1カ月残、ドアミラーの色あせ以外は全て良好で5万円ほどで出品でしたが、確か2回出品した筈です。出品者は入札がなければ廃車にしますと書いていましたが、最後まで出品は無かったです。
遡って昨年7月にも同じようなクサラが同じような安値で出ていましたが、やはり落札が無かったです。「以前乗っていたプジョー306XSiより乗り心地が硬い、ショックを変えたがまだ及ばない」そんな正直に書かれた言葉もありました。
・・・クサラ後期は目付きが好まれませんし、硬い乗り心地ですから、セダンの場合、車検が長く残っていたらヤフオクでは10~15万円の落札価格ですね(この1年半で3台落札:25年9月18日落札分はココ)。

参考:●クサラは昔のサニーみたいでほとんど人気がなくやり取りも10万円切ってのやり取りが普通のようです
Xsara後期は、車名にXを冠するシトロエンの中で、もはや別物クサラ2.0 51000km 検4ケ月残

出た!新型シトロエンC4のスクープ

う~ん、ピカソ、カクタス、新C3と複眼顔に違和感を覚えつつ、昔は良かったと思っていましたが、このスクープ画像のC4は、なかなかカッコイイと思いました。
今のC4の横から見た感じは野暮ったいので、この斬新なエクステリアが出来るだけ忠実に市販車に与えられるのを期待します。

新シトロエンスクープ

新シトロエンC4 2017

新シトロエンC4 2017

今年5月の欧州新車販売数を鑑みる

各社前年同月比で増加している
・VWが2位のルノーグループの2.3倍余りあり他を圧倒している
・ダイムラーが8位を鑑みても営業利益は数より付加価値が大きいだろう
・PSAは7か月連続の前年実績超え(プジョーが12か月連続の増加、シトロエンは7か月連続で増加)で安泰

欧州新車販売

1位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダ等)は前年同月比8.8%増の32万1898台

2位はルノーグループ(ダチア含)は前年同月比は27.9%増の13万9014台

3位はPSAグループは前年同月比17.6%増の13万7724台

4位はFCA(フィアット・クライスラー)グループは前年同月比25.3%増の9万8011台

5位はGMのオペルグループ(シボレー含)は前年同月比11.7%増の8万8208台

6位はフォードモーターは前年同月比7.8%増の8万7766台

7位はBMWグループ(MINI含)は前年同月比20.4%増の8万7713台

8位はダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は前年同月比は14.1%増の7万9908台

大衆車では消耗戦だからDSブランドの狙いは営業利益確保

 

最近のニュースで三菱自動車が日産の傘下となりましたが、その日産はルノーの傘下な訳ですし、SAABは先日完全に消滅となりました。ボルボ車は中国資本下に置かれています。
自動車業界は今後、更に独占・寡占化に進むでしょうが、トヨタやVWは完全独立を保てても、PSAの場合、財務体質は盤石ではないので先行き不安です。DSオートモービル記事では長々と綴って『フレンチラグジュアリーの復活』と締めくくっていますが、それは何のためか書かれてないのが駄目です。豪華なフランス車PSAが敢えてシトロエンから独立させDSブランドを立ち上げたのは、トヨタがレクサスを立ち上げたようなものです。カローラでは元々利益が少ない価格設定に加えて値引き競争で、僅か1000円の利益しか出せないのに売ることも実際あります。
アルテッツァがレクサスISになった時、価格が100万円上がりました。それでも結構売れました(特に北米)。
VWの場合、ゴルフより傘下のAudiの車を売った方が何倍も儲かるそうです。
PSAは利益幅の大きいLuxury-Carを販売し財務体質を強化したいのが真の目的でしょう。
しかしレクサスが日本で使う車の性能としてはBENZやBMWの上を行っていても、ブランド力では未だ後塵を拝しています。
DS-automobileは果たしてブランド構築に成功しますかね?日本では今のラインナップでは無理と観ます。

新型シトロエンC6の顔にガッカリした(9月に中国で販売予定)

シトロエン新C6 シトロエン新C6 シトロエン新C6中国は独車メーカーだけでなくPSAにとって非常に大きな市場です。
ネットを見ていたら、その中国市場向けに新型C6が9月に発売予定とあります。

・全長4.98m×全幅1.84m×全高1.47m ホイールベース2.90m
・ダッシュボードのメーターパネルにTFTディスプレイ
・全画面対応のナビゲーションシステム
・アクティブセーフティブレーキ
・360度アラウンドビューモニター
・・・大きさは十分、先進の機能もあるのでしょうが、フロントマスクが時代錯誤的に威圧的で醜悪なのにはガッカリ、後ろ姿にセンスがないのにもゲンナリしました。
車のデザイン性でシトロエンBX、XM、ZX、Xantiaの冴えたアバンギャルドさに感銘を受けて来た私としては、C/DSシリーズでは『何か響かないのが多い。』と思い続けてきましたところ、この新C6には響くどころか、特にフロントマスクには気持ち悪さを覚えます

シトロエンのデザインセンスはもう80~90年代とは異質になってしまったのか!
いや!?近年は他の地域で販売がマイナスとなっても中国市場で大きなプラスとなり、世界全体ではPSAは販売台数の増加を続けてきた経緯があります。
すると『この新C6は中国だけ販売?』・・・そうですね、過去ZXをベースにトランクを付けてセダンにしたり、違った顔にした中国独自車を販売してましたね。

もう少しネットで調べると、東風汽車とPSAの合弁会社の神龍汽車が中国向けシトロエンを製造・販売しているとあります。
きっとそうだ。この新C6は中国向け。絶対に日本に上陸してもらいたくないです。

38年前の検切れ不動のシトロエンCXが35.8万円で落札!

私はヤフオクのシトロエンのX系は度々見ていますが、このCX(クリックで飛ぶ)が買っても修理や維持に大変な費用と苦労を伴うと見込めるのに関わらず、入札が入って来るので興味深く思っていました。

そして落札に至りましたが、35.8万円で落札に至ったことに「流石はCX」と感心しています。
シトロエンCX

20年くらい前のNaviに徳大寺さんあたりの人がCXの前期と後期で乗り比べていた記事がありました。確かCX自体を良い意味で「アナログ的な乗り心地」と評していましたが、乗り比べてみれば「後期より前期の方が乗り味に魅惑がある」という表現をされていました。・・・「魅惑」という単語でなかった気もしますが同義語か同様な表現だったのは間違いありません。

私はCXは乗ったことがないですが、外観だけで言えば、前期はバンパーがクロームメッキ、後期は塗装してある樹脂バンパーで、見た目だけで言えば私は後期の方が好きなのですが、前期こそ、プジョーに吸収合併されるまえのリアル・シトロエンですから、乗り心地もシトロエンの夢を実現したようなものなんでしょうかね?

CXの乗り心地は、よく「船に乗っているようだ。」と聞きます。その乗り心地に私は関心がありますが、CXは試乗したことがありませんし、出来れば生涯試乗もしまいと思います。

知れば性格的に嵌ってしまい、CXの事ばかり考えるようになり、仕事に支障を来すような気がして恐いからです。
私がBX1号機を買ってから3号機を昨年10月に手放すまでと言いますか、手放してもしばらくは、結構BXのことを考えてしまいました。BXとはそれほど魅力のある車です。
そしてCXは更に深みのある車らしいですから、試乗でもしたら途端に“感染”してしまう気がするのです。

麻薬と同じで、後になって、「知らなかった方が幸せだった。」なんて言ってしまいそうです。

シトロエンの新顔は複眼で理解し難い(ニューC3も)

シトロエン新型C3

私は目の大きな女性は好きです。また、少し細い目でも知性を感じさせるなら惹かれます。私にとっては前者はシトロエンBX、後者はXantiaと言えます。

最近新型C3が発表されました。現行ピカソやカクタスの目、全体的にはミニカクタスなんですが、個性的と思いつつも、私的には好んで買いたいと思う外観じゃないです。特に理解し難い4つ目か6つ目の複眼の顔が蜘蛛類のようで受け入れられないです。
それに全幅が175cmもあります。エグザンティア並みじゃないですか。日本においてはコンパクトカーとして買うには躊躇しますね

往年のシトロエニストなら、シトロエンの流儀とはGS/AやCXのようなドーム状ファストバックスタイルを思う方も多いと思います。
しかしそれとは違い、新型C3やC4カクタスの形は日産ラシーンのようです

「独創と革新」が理念のシトロエン社は、車の外観も過去に捉われない姿勢でしょうが、エグザンティアのファンの多くが後継車のC5Ⅰ前期の形を理解出来かったように、この新型C3の顔も昔からのシトロエンのファンに、すんなり受け入れ難いと思います。

1997年以前登録の車はパリを通行禁止

BX3号機を手放して9カ月喪に服してブログを書きませんでしたが、再開したいと思います。
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記事で、1997年とはどういう基準で決められたのか書かれていませんが、フランス車の性能が劇的に良くなったのが1990年代中頃と言われるので、それ以前の車の廃棄に繋がるのは普通に考えれば良いことです。
しかしBXは全部対象に入りますしので敵いません。

更に記事には、下記の様にありました。
・メキシコ・シティの似た規制・・・古い車で仕事をしている貧困層に大打撃。
・今までのパリの行政は一時的なものが多く、長期的なプランは無かったものが多い。
・古い車を減らした分、公共交通機関の拡充をすべき。

古い車はパリを走れない記事の画像は、初代DSではありませんか!「NON」と上から書かれているのは辛すぎます。宇宙