月別アーカイブ: 5月 2017

萌える車 はまる車 酔狂な車 エンスーな車

4号機納車後、1か月半経ちますが、Xantiaもあるので、それほど運転していません。
しかし家に居ると気が滅入った際に、写真の駐車場が割と近くなので、気分転換にと行ってはリクライニングを出来るだけ倒した助手席に寝て、英会話か音楽を聞くのですが、フカフカシートが顕在なので、時には気持ち良くて眠ってしまいます。でもベッドで寝るのとは違いますから30分くらいして目が覚めて、また家に戻ります。シトロエンBX  よく言われる“シトロエンの持つ有機物的な独特の生物感”は、91年までのシートだけとっても大いにあります。1号機で初めて見た時、カーテンの生地みたいなシートで、座れば沈み込むような柔らかさにカルチャーショックを受けました。
更に、走りだせばハイドロの独特の乗り心地を堪能するですが、同じハイドロ(ハイドラ)と言ってもXantiaは重厚でフラットな印象です。

最近思うようになったのは、用もないのに乗ってみようという気にさせてくれるのはBXの方で、Xantiaは乗って『良い乗り心地だなあ。』と感心しますが、用もないのに乗る気を起させないです。『BXは軽快、Xantiaは重厚』の乗り心地の違いからと思います。

BX3号機の時は苦手なMTで、1.6だから回し気味にすることにも、ちょっとシンドイものを感じていました。
しかし4号機はATだし、1.9でパワーに余力があって、私的には適切な選択と思っています。

外観はエッジが鋭くカッコイイのに、乗れば裏腹に、柔らか癒し系。
萌える乗り心地に、そのまま嵌ってしまい、酔わせて狂わせる傾向なので、エンスーな車の1つに挙げられるのでしょう。

MTのBX・TRS 88年式、ヤフオクと田澤自動車

今、ヤフオクで2回目の出品になるBX・16TRS の80万円は強気の値段ですね。
でも欲しい人がいるはずですから気長に出品し続ければ、いつか買い手が現れるかも?
しかし同じ色・年式・車検残、同じくMTですが19TRSが田澤自動車でも販売されています。
シトロエンBX
16は19よりもエンジンが回るし、バランスが取れていますが、
走行距離と専門店の販売ってことで安心は、↓こっちですかね。
シトロエンBX追記170529 やはり入札はゼロでしたか。欲しい人はそれなりに居るはずですが、ヤフオクに出品されているのを気付いてない人が大半でしょうし、80万円は個人出品としては、少し高かった。!

シトロエンBXボビン:個人出品なら80万円が上限じゃ?

ヤフオクのBXボビンの出品が不成立に終わりました。
出品者は最低落札価格を128万円としていたところ、実際の入札の最高値は48万6千円でした。2倍以上の開きがあります。シトロエンBX ボビン
希少なボビンと言えど、この個体は86年式ですから、フロントベアリング入りでないです。つまり足回りは後期型と同じです。
欲しい人が入札すると言え、個人出品のノークレームノーリターンですから、専門店で買うのとは違います。最低落札価格は60~80万円あたりでないと売買は成立しないと思います。
シトロエンBX ボビン
出品者からすれば『100万円を超える価値ある個体、ボビンメーターの予備も付けるし。』と思っているでしょうし、その気持ちは分からなくもないです。
しかし私もBX3号機をヤフオクに出品する時、「1600キャブ、左H、MT」の分かっている人なら欲しくなる個体、それもキャロルの荒井様がキチンと整備して下さったのが4ケ月前、車検も1年8カ月位残。となればヤフオクとしては高値で出せると思いましたが、現実的に57万円としました(リサイクル券代と自動車税を合わせると総額約60万円)。この価格だから通の人が見つけ買って下さった訳です。

シトロエンBXとエグザンティア

2台並べて撮影すると嬉しいものです。

さて、乗り心地は、やはり結構違いますね。
Xantia(V-SX)は、エンジン・ミッション・サスペンションなど完調だと思います。低速でも高速でも重厚且つ快適な乗り心地で、カーブとなれば高速で安定して駆け抜けられますから素晴らしいと思います。
主に家内が乗るBMW740iと比べても、家族は「エグザンティアの方が乗り心地が良いね。感覚的に。」などと言います。硬めとも言われるハイドラクティブⅡですが、上質な乗り心地です。
このXantiaは3年前にシトロエンのディーラーの店長に試乗してもらいましたが、「不具合を感じないです。久々に良いエグザンに乗れたと思います。」との感想を頂いています。シトロエンBXとエグザンティアさて、BX4号機は、走行の前にシートに座るだけで、その「ふわふわ感」に嬉しくなります。そして走り出せば明らかな緩さを感じ、機械的なハイドロニューマチックには揺り戻しがあるので、それに趣きがあると思ってしまします。車重は軽めなので加速は悪くないです。街で信号の度にモタモタすることはありません。

しかし、このBXには古さと、遣れを感じてしまいます。
工業技術が高くなかった頃のフランス車ですから、27年も経てば、整備を重ねても新車には近づけない限界があるのだと思います。音と振動に関して言えば、現在の車からすれば明らかに水準以下です。
また元々筐体の剛性が低いのとハイドロニューマチックが横方向の力に対応出来ないからでしょうが、カーブを高速で曲がれない(高速で駆けた気になれない)です。

それでもBXには抗し難い魅力があります。残っている個体がCarsensorやGooで総額65万円以上、中には100万円超で販売されていることからも頷けるものです。