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シトロエンZXクーペ・マニュアル

カーセンサーにこの2カ月ほど、シトロエンZXクーペ・マニュアルが掲載されています。画像では「クラブ」と書いていますが、間違いです。

この2ドアハッチパックは当時「クーペ」と名付けられ、フロントアエダム(スポイラー)がシュペールと同様なものが付けられてカッコ良いのですが、足回りはシュペールの硬さで無くクラブのままでしたから、ハイドロでなくても柔らかな脚を望む人向けでした。

そしてこの車両は「マニュアルです。」ATをマニュアルに換装したのかもしれませんが、元々シトロエンZXクーペ・マニュアルは日本に100台ほどしか入って来なかった代物です。新車の車両価格は当時(戦略的な)199万円でした。

私は当時『欲しいな。』と思っていたものですが、この令和2年になって今さら総支払額84万円で買う人は、まず居ないと思います。
顧みればZXのN2のシャシーはハイドロに似た柔らかな脚で、形も当時のゴルフのライバルに成り得た存在でしたが、やはりシトロエンとしては強烈な個性がなく、BXやXantia、またXMに比べれば『どうしても欲しい!』と思う人は、なかなか居ないはずです。

私はこの店に一度だけ来店したことがあります。商売っ気の少ない職人気質の親爺様が店主でした。
気長に待とうホトトギス。で価格を付けているのかと思います。

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【追記:2021年7月3日】
まだ売れていませんね。 もう8ヶ月ほど掲載されたままです(下の画像の斜め下に年月日)。
やはり、84万円は高すぎます。

パルクニックスも倒産したようだ

以前、フォルトューナが倒産していたのを挙げましたが、シトロエン車を中心に販売していたパルクニックスも倒産した模様です。

最新の記事が画像の通りで、メインHPで「2018/01/02」、ファイスブックで「2015年1月27日」ですから、倒産というか、控えめに言って営業停止中に陥ったようです。

やはりイタ・フラ車、特にシトロエンで経常黒字を続けて行くのは難しいのですね。

オートモービルキムラでDS,GS,SMを見る

私の所有するBX4号機はオイル下がり、ATの完調でない遣れを持っていますが、購入後は大切にずっと屋内保管しています。
先日のことですが、久々オートモービルキムラに点検・整備に出してみました。
行ってみて、いつものXantiaの横に、『おっGSがいます。』
FBM以来ですかね。現物をみるのは。

シトロエンBX
オートモービルキムラ

DS,SMがこうやって並んでいるのは不思議な光景です。道ですれ違うことは絶対と言ってよいほどありませんから。
木村さんは「あのGSは初期型だから、今ある3台は全部50年以上前に製造の車だよ。」と笑顔で言います。
よく整備できるものです。「部品などは無ければ作る。」と言われます。

SMは仙台ナンバーでした。東北にもシトロエンを扱う工場は幾つもあるようですが、SMクラスになれば木村さんクラスのメカニックでないと整備できないんだと思います。

DSに近寄ってマジマジと見ます。『う~ん、造形が素晴らしい。』今もって『宇宙船のような車』のイメージがあります。

オートモービルキムラのシトロエンDS

SMは丁度、ボンネットを開けていて整備中でしたが、かのマセラッティーのエンジンがSM内に収められているのを初めてみました。
モデナの名門、マセラッティーが1970年代初頭にシトロエンの事実上、傘下に入ってハイドロニューマティックの脚のマせラッティー車が幾つか市販されたと読んだことがありますし、マゼラッティーのエンジンがSMに供給された訳ですが、ボンネット内のエンジンに「Maserati」の文字を見ると感慨深いものを覚えてしましました。

オートモービルキムラのシトロエンSMのマセラッティー製エンジン

1974年頃でしょうか、FF車で初めて最高速度200kmを突破した車がSMだったと聞いています。