月別アーカイブ: 2月 2017

シトロエンBX 19TRI の試乗

先日、ネオクラシック・シトロエン専門店でBX19TRIの試乗をしてきました。
このBXは、オールペンをしていました。やはりバンパーまで同色塗装しているのは見栄えが良いです。色はグレーブルーメタリックといったところでしょうか?なかなかカッコ良かったです。90年式ですから27年も前の車なのに、内装も結構綺麗でした。
この頃のフカフカシートは「スウィートな座り心地」とでも言いましょうか、実に気持ち良いですね。
市街地走行をしましたが、不安定感は無く、直進性も良いと思いました。
ATですが排気量1900ccで余裕がありますから、アクセルを踏めばそれに応じて加速してくれる感じで、不満はなかったです。エグザンティアより車重が軽い分、2000ccの私のXantiaと比べても加速は同等な印象でした。
乗り心地は、やはりBXですから柔らかく軽い感じですかね。以前、BX3号機をXantiaと同時所有していた時、BXの走行感覚には明らかな軽さを感じていましたが、このATのBXもXantiaよりやはり軽さを感じるものの、MTの3号機ならハンドルを切れば鼻先がツンと曲がって行くほどでしたが、そういう軽快感は感じなかったです。これはATが重いからの理由のはずです。
上記は、駅前の広くない路地の路上駐車の車をよけながらの、久しぶりの左ハンドル車の運転で、事故を起こさないのを第一優先に緊張して走りました。ただ店の周囲を走っただけしたから細かいことは分からなかったし、チェックも出来ませんでした。
ただ車の購入となれば色々整備・交換してから納車だそうですから、試乗の際より車の状態は良くなっている訳で、私のような素人が整備前に細かいところを観ようとしても分からないだけでなく、意味がないかも知れません。
なお、このBXにはサンルーフがありました。開ければやはりプチオープンカーの気分になって気持ち良かったです。

シトロエンBX 19TRI シトロエンBX 19TRI

18万km超の部品取り用BXは売れるか?

もう大分前から、このBX19TZIは出ていますが、極小額の入札しか入りませんから、出品者はIDを変えて出品を続けています。
前のIDの時の入札は「110円1件でした(終了時刻に成った際、出品者が149,999円としたようです)。
説明書きには「部品取りにしても良し、車検を取って乗っても良しです。」なんてありますが、機関をきちんと整備したら何十万掛かるか分かりませんし、外装も酷く、サンルーフも閉まらないですから部品取りしかないでしょう。
しかし出品者は15万円以上でないと売らない気の様です。う~ん、やっぱり無理じゃないでしょうか?

シトロエンBX 部品取り車

このヤフオクBXも売れないだろう

このBXも落札者なしでしょう。
PS調子悪い、外装の劣化もありますが、車検無しですから、市街地を試乗出来ないから駐車場内走行だけでは、状態を確かめ難いですから。なおこの黄色は全塗装ですね。ドアミラーまで塗装していますし。
出品者は「車関連の商品を出品していきます。」と主に外車のパーツ販売をされている人のようですが、シトロエン車のことをどれだけ分かっている方なんでしょうかね?
50万円近い価格はシトロエンを扱う専門店より若干安いので、考えた価格設定とは思いますが、やはり、ことハイドロ・シトロエンは車検無し(整備無し)で市街地の試乗を出来ないものを買う場合はヤフオクで買うより、3カ月程度のアフターを付けてくれる専門店で買いたいです。50万円でなく70~80万円も出せば整備して予備検付きで売る専門店はありますから。
但しヤフオクで車検なしでも10万円程度かそれ以下なら、即廃車も覚悟で買っても良いですねかね。
ちなみにBXを例えばガリバーなどの中古車買い取り業者に見積もらせても車検無しじゃ「査定0円」です。
シトロエンBXブレーク

PSAがOPELの買収を画策だって?

こんな記事がありますが、気分的は止めて欲しいです。
完全に負け組のOPELを買収することにどれだけメリットがあるのでしょうか?

そんな買収に賭けるコストがあれば、先進技術の開発で21世紀のDSを出して欲しいです(名前だけのDSでなく)。PSAがOPELを買収

KARINが未来ならTubicは豚。今のシトロエンは奇をてらうだけ!?

先日書いたカリン(KARIN)は1980年発表のコンセプトカーです。
・・・素晴らしい!独創と革新のシトロエンが放った未来車。

私は2000年くらいまではシトロエンとはそういう先進のメーカーとして位置付けていました。
未来を見据えて真に良い車を作ろうとする時、ひときわ異才を放つ車を登場させたんだと思っていました。
1955年発表のDSが時代を20年先取りした車と言われ、その系譜が2000年くらいまでは脈々と受け継がれていった思うところです。

ところが、最近のシトロエンは、まず格好で異才を放とうとするのが先なだけか?に思えます。
最新のコンセプトカーTubikは“豚”に見えてしまいます。前に白のDS4を豚と指摘しましたが、あれ以上です。
シトロエン Tubik コンセプトカー最近話題のC4カクタスは、弁当箱みたいな形で日産ラシーンのパクリにしか見えませんし、側面のエアバンプも単に奇を衒う施しと思えてしまいます。

私が所有するC4セダクションはメーター色が5通りに変わりますし、ウインカー音まで4通り変わりますが、正直言って『こんなの意味が無い。』と思います。そして警報音は相手を過度にビックリさせない配慮でしょうが、河童(カッパ)の屁みたいな音がします(尤も河童の屁の音など聞いたこともないのですが)。

でも1.6のC4セダクションはBMWのエンジンを積み、ALFも熟成されて変則ショックは殆どなく、45キロを超えると4速に入るし、何より乗り心地が柔らか癒し系で、往年のシトロエニストも納得できる車でしょう。

シトロエン カリン

1年ほど前の記事ですが興味深いものを見つけました。シトロエン カリン 1980
1980年発表となればBX発売の2年前です。
このカリンはBXのデザインの元になったベルトーネのガンディーニ作:ボルボ・ツンドラに通じるものがあると思います。
ファストバックスタイルのカクカクボディーで未来的。目付きは後年のサターンSシリーズ的ですね。
ハイドロニューマティック シトロエン カリン
おお!緑のタマ(スフェア=アキュームレーター)が付いていますね。
前輪駆動でエンジンルームはコンパクトとしつつ、室内は広く、後輪をハーフ・スカートで被う。
ここに80年代のシトロエンの目指していた未来を感じます。

旧シトロエンC3が格安すぎて泣けてくる

シトロエンC3 画像と同型のC3は昨年代車で乗って、柔らかい乗り心地と取り回しの良さで良い印象を持っていました。
それで、このヤフオク出品車両は覗いていました。
画像は残り1分ですが、この価格で落札となりました。
諸費用は22,000円なので、落札者は10万円掛からずして、この車のオーナーとなります。
距離こそ行っていますが、下記説明文を読むと、とても良さそうな車ですね。
「みすぼらしい感じの車両ではありません」
「すぐダメになってしまうような状態ではありません」
・・・ここまで書いてくれると安心して入札できるものです。
私もチト欲しくはありましたが、いつもの見送りでした。
シトロエンC3