久々に親戚に貸してあるC4(1.6・セダクション)に乗りました。
一般道だけでしたが「嗚呼、柔らか。車はやっぱりシトロエンだ!」と思いました。
ハイドロの麻薬性(毒味)はないのですが、「優しく」、「柔らかく」、「快適」ですね。
AL4のATも完成の域です。あのシフトショックが無い(こんなことで感動)。
C5Ⅰ後期型に乗っていた頃は、新車で買ったのにAL4のATで毎回、蹴りを入られるようなシフトショックがあって、デザインの奇妙奇天烈と相まって3年で手放しましたから。
私のBX4号機は、速度を出せば、そこそこ柔らかい独特の乗り心地ですが、遣れのためでしょう、どうも「優しい感じ」がしません。「快適」とは又違う感じです。
元々BXは遮音が全く駄目で煩く、剛性が低すぎるので、走って不安感を覚えるのが大きな要因と思います。
2日前の高速走行時も、私のBX4号機は手負いのプロペラ飛行機が風に乗って飛んでいたような感覚です。
BXのシングルカム(よってアキュームが楕円)の新車は人を夢心地にさせる魔法の車ですが、設計が古いだけに筺体が遣れ易く、独自表現の『車が開いている』劣化が進んでいるものが多く、今、残っているBXの殆どは多少の手入れ(アキュームとストラットの交換)くらいでは、新車時の乗り心地へ回復は難しく、BXへの憧憬がある人も現実には所有は諦めた方が賢明で、そんな時に、このC4のセダクションは選択肢になり得ます。